白の皇国物語4【レビュー】

白の皇国物語〈4〉白の皇国物語〈4〉縹渺世界シリーズ(小説家になろう)
著/白沢戌亥 イラスト/マグチモ

今回の内容は第一章:皇国動乱編:第二二話~章末話までになっています。また該当部は小説家になろうの本ページでダイジェスト版に差し替えられています。以降同じく第一章閑話から第二章:戦後内政編、第三章:諸国鳴動編までは現在読めるようになっています。第三章は現在更新中です。

北方の地での死闘は続く。
帝国軍の次なる一手は、超巨大攻城砲による皇国軍の要塞への直接攻撃だった。攻城砲の攻撃は、難攻不落の要塞に痛烈な打撃を与えていく。その窮地を脱するため、レクティファールは危険な賭けに出た――。龍虎戦役、決着! 大人気、異世界英雄ファンタジー、待望の第4弾!

細かい設定などは第一巻のレビューでどうぞ。
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感想
今巻でひとまず龍虎戦役決着しました。戦場に視点が映る前に待つ者の姿も書かれていました。リリシアは幼いという描写ばかりだった気がするのですが、ここに来て皇族として生き続ける。民の前に怨嗟にまみれながらもレクティファールの隣に立ち続ける意地というか、それを背負っていく心意が感じられました。少女から大人の女に成りかけてますね。絵も大分凛々しく有らせられます。

全巻通して言えることですが加筆が非常に多くて、こんな話あったっけな?と読み進めるたびに思いました。大まかな流れを知っている身としては非常に嬉しいことです、仔細に戦闘状況の変化が感じ取れたので臨場感が増した気がします。各々の登場人物の情動も磨きがかかって分かりやすくなっている。

小説にありがちなどちらか一方が悪とかいう構図ではなく互いが生きるために戦っているというのが人間味溢れる所以ですかね。人間それぞれに応じた苦悩や刹那さ、引くことが出来ない思い。そのぶつかり合いが戦場で残酷さとなって現れる。どちらも後退できないほどに追い詰められている。そういった生々しさが物語を盛り上げるのも皮肉ですが。

グロリエがなんか前に比べて狂っているような気がした。いや、指揮官としても武人としても一流だけれど人としてネジ飛んでると思うよ。帝族はみんなああなのかな。

気付いたのは自動人形が結構大きそうだということ。挿絵はなんか禍々しいオーラ出てますし。もっと小さいかと思ってた。

一言言えるのはレクティファールの諦めが境地に達したということ。個を捨て公として今後も動いていくだろう。もちろんコメディも挟みますが、完全に味方と認識した人には甘々なので大丈夫かな。兵や民には武断派だと思われていそうだけれど。

白の皇国物語〈4〉

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