「魔法科高校の劣等生(27) 急転編」【感想】

魔法科高校の劣等生(27) 急転編 (電撃文庫)魔法科高校の劣等生(27) 急転編 (電撃文庫)
著/佐島 勤 イラスト/石田 可奈

 一条が強化されたました

14人目の戦略級魔法師誕生! その正体は? 最大のマギクスバトル開戦!

西暦二〇九七年七月。激化するパラサイトと光宣との戦いに備え、達也は新魔法『封玉』の完成を目指し鍛錬を続ける。
同じ頃、世界規模の魔法師の衝突もある転機を迎えつつあった。
南下を開始する新ソ連艦隊が日本に迫る。そして、これを迎え撃つため、一条将輝と吉祥寺真紅郎が行動を開始。果たして因縁の敵を退けられるのか――!?
一方、リーナが潜伏する巳焼島に、パラサイトと同化したかつての同胞、スターズが上陸。ついに激突の火蓋が切られるのであった。
戦略級魔法師が日本に集結!! 物語はクライマックスへと加速していく――。


■感想
 水波の独白から始まり、場面が次々と目まぐるしく転換する急転編というサブタイトルが相応しい巻でした。新ソ連と大亜連合との小競り合いは新ソ連の勝利に終わり休戦。新ソ連は大亜連合に対して戦犯として戦略級魔法師 劉 麗蕾(りゅう れいらい)の引き渡しを要求しますがベゾブラゾフとクラークの工作により、日本へ侵攻する口実作りのために劉 麗蕾は日本へ亡命させられます。劉 麗蕾の魔法を封じるために達也のゲートキーパーを使えると良かったのですが、物理的に首都に敵国の戦略級魔法師を近づけることも、達也が小松に移動することも状況的に厳しいこともあり、その役目は精神操作魔法に適正がある一色の血を引く、一条将輝の実妹である茜に白羽の矢が立ちます。

 達也は術式にパラサイトを封じ込める系統外魔法<封玉>を幹比古と練習する傍らチェイン・キャストを元にした新魔法<海爆 オーシャン・ブラスト>の起動式の設計書を吉祥寺に託します。これが一条の手に渡り、多数の技術者と行った実験により80~90%の確度で成功することが確認されます。一条と吉祥寺は前回の佐渡島に対する新ソ連の侵攻にトラウマを抱えており、それを打ち払う力を手に入れるのでした。そして、新ソ連の南下に対して国防軍の攻撃許可を得て発動に成功、一条将輝は新たな戦略級魔法師となるのでした。

 新ソ連の南下に呼応してUSNAの一部派閥が脅威である達也を排除するため己焼島への奇襲を許すのでした。四葉分家、真柴配下の魔法師達がパラサイト化したスターズと善戦、リーナも加勢し時間を稼いでいる間に達也がエアカーで参戦します。術式解散と雲散霧消を駆使し、障害をまたたく間に退けるのでした。そして<封玉>によりパラサイト達を封じ込め、後から駆けつけた文弥により完全に封印されることになりました。

 達也が己焼島に急行するのを尻目に光宣は水波が入院する病院を目指します。九島家のパラサイトドールを配下にした光宣は十文字を退け(一般人への被害を抑えるために十文字は後手に回ってしまった。その後、パラサイトドールは夕歌と津久葉の魔法師により封印されています。)、水波のもとに辿り着きます。深雪はコキュートスを発動し、光宣の精神を停止しようとしますがその間に水波が割って入り不発に終わります。不意を付いた光宣は水波を手中に収めることに成功します。

 水波拐われるのはなんとなく察していたけど深雪さん光宣のこと舐め過ぎじゃないですか?いくら光宣を倒すのは達也の仕事だと思っていても光宣をそのまま帰そうとしたのはちょっと・・・。問答無用で初手コキュートスで終わっていたんじゃ・・・モヤモヤする最後でした。これで光宣の話がまた次巻に持ち越しになってしまいました。そろそろ決着を付けてほしいです。

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