「魔法科高校の劣等生(26) インベージョン編」【感想】

魔法科高校の劣等生(26) インベージョン編 (電撃文庫)魔法科高校の劣等生(26) インベージョン編 (電撃文庫)
著/佐島 勤 イラスト/石田 可奈

リーナこんなんだっけ?

再び侵攻を開始するパラサイト。 全世界を巻き込むマギクスバトル勃発!?

リーナが達也の許にたどり着く七十一時間前。ニューメキシコ州スターズ本部基地で起きた叛乱により、同隊ナンバーツーのカノープスは窮地に追い込まれる。
一方、リーナは達也と深雪の手引きにより、四葉家が実質的に支配する三宅島の東約五十キロの海上に浮かぶ『巳焼島』へと潜伏先を移す。
そして、再度、水波を連れ出すために病院襲撃を開始する光宣。それに対峙する七草三姉妹は彼を阻止できるのか!?
侵攻する脅威――、 侵入する悪意――。
全世界の魔法師たちがぶつかり合おうとする時、達也の力が試される!!


■感想
 USNAニューメキシコ州のスターズ本部基地での戦闘から始まり、リーナの己焼島への亡命が完了します。この島は四葉家所有でESCAPE計画の研究、実行地でもあります。その場所にリーナを匿うというのは真夜の意向なのでしょうが、今後何が起こるのでしょうか。
 十師族は光宣がパラサイトと化したことを共有し、捕獲・討伐対象として認識しています。水波の警護として七草と十文字の両家が病院を固めていますが、光宣は九島と周公瑾の魔法を匠に操り、七草の双子姉妹と真由美を倒しますが、十文字に惜しくも敗れ去ります。この戦いで自身の力だけでは水波にたどり着くことができないと感じた光宣は自身の仲間(パラサイト)に接触することを思案します。
 スターズのリーナ追跡(暗殺)部隊が国内に侵入し、その中にレイモンド・クラークの姿もあります。彼は戦闘に荒事に慣れている訳ではありませんが、雫への思慕とパラサイトと化した影響で達也の排除を企てるようになります。パラサイトと化した軍人の奥底にある達也=戦略級魔法師がUSNAに対し脅威であるという念が、マイクロブラックホールで出現したパラサイトに寄生された彼らの共有意識となっています。

 そういった中で光宣と彼らが共闘するようになるのですが、光宣は一つの生き物として意識を共有するはずのパラサイトであるのに個を優先します。それに不信感をもったレイモンドにより、光宣も彼らに共感するように意識が変質していってしまします。光宣の中での最優先は水波であることは変わりませんが、彼らの意識に引っ張られて達也を排除する方向に誘導されてしまいます。
 世界では大亜連合と新ソ連の軍事衝突が始まり、達也の身辺がよりきな臭くなってきます。風間少佐との信頼関係も以前のようにはいかなくなりますが、達也は九重師匠から情報体であるパラサイトを封印する術のヒントを得ることに成功し、また強くなります。世界で戦争が勃発するのは真夜の思う壺なんでしょうが・・・。
 
 光宣は九島家が開発したパラサイトドールを戦力として確保しようと旧第九研に侵入しますが、そこには黒羽姉弟が待ち構えています。死闘の末、二人を退けた光宣はパラサイトドールを手中に収めることに成功しますが、その代償として彼の祖父である九島烈をその手にかけてしまいます。
 4人のパラサイトを封印するために達也は幹比古・エリカ・レオの協力を得、スターズの輸送機に奇襲をしかけます。飛行可能なバイクで吶喊するというアグレッシブな手法で輸送機に乗り込み、見事封印に成功してみせます。
 残り3人のパラサイトが潜水艦で横須賀基地に潜入するとこで本巻は終了しました。

 今巻の主役は光宣でしたが、最後は達也の活躍で終わりました。USNAの軍人の名前がいくつも出てくるので混乱しましたが、どうせ倒されるから覚えなくてOKだと思います。深雪は空気でした。リーナの萌シーンがあるだけですが、相変わらずポンコツです。

 「司波達也暗殺計画」が毎週金曜に更新されるようです。
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