「魔法科高校の劣等生 1 入学編 上」【レビュー】

「魔法科高校の劣等生 1 入学編 上」魔法科高校の劣等生(小説家になろう)
著/佐島 勤 イラスト/石田 可奈

小説家になろうの人気作がついに書籍化。Web時代から読み続けている人も新規の方もハマルこと間違いなし。Web版の 投稿取り下げは予定していないことが著者より名言されています。書籍版とWeb版に多少の差異はあるもののそれほど大幅な変更は無いため興味がある人は一度Web版を読んでみては?

累計3000万PVオーバー、話題のWEB小説が電撃文庫に登場
魔法が現実の技術となって、一世紀──。
新入生の季節。この『魔法科高校』にも、一組の血の繋がった兄妹が入学した。
兄は、ある欠陥を抱える劣等生(ウィード)。
妹は、全てが完全無欠な優等生(ブルーム)。
どこか達観したような面持ちを見せる劣等生の兄と、彼に肉親以上の想いを抱える優等生の妹。二人がこのエリート校の門をくぐったときから、平穏だった学びの園で、波乱の日々が幕開いた。

感想

世界観とか知りたい方は小説家になろうに用語集があるのでそれを見てください。正直、ここで総てを説明しようとすると長ったらしい文章を読むはめになるのでそれぐらいなら本編を読んでください。(小説家になろう版を読んでから電撃文庫版を読んでも全く問題なし)今回、刊行されたのは第一章・入学編の上になります。下は8月10日にお目見えです。7月6日時点で

「第2章下巻、つまり第4巻の改稿が一段落しまして、編集様の回答待ちです。それと並行して第5巻収録予定の原稿と第7章の原稿を並行して書いているところです。」

とツイートしていたのでコケなければ順調に出て行くと初年度の部はかなりのスピードで刊行されていくと思います。

電撃文庫『魔法科高校の劣等生』 (dengeki_mahouka) は Twitter を利用しています

内容だけを言ってしまえば魔法が科学により解明、体系化された近未来のSF。現代の魔法遣い「魔法師」を養成することを目的とした国策高等学校、国立魔法大学付属第一高校の学園モノ。ただし学園モノと侮ることなかれ、その内実は科学・化学的現象をしっかりと考察し「魔法」によって具現化するというプロセスを作りこんだ、もしかしたら有り得るかもしれない話です。作中は西暦2095年となっており、地球の環境・社会情勢を背景に国家間・個人間(魔法師・非魔法師)の問題。ひいては現代の様々な問題を想起させる物語になっているのではないでしょうか?

真面目なことを書きましたが、ネット小説として人気を集めるためにやはりお約束なのがキャラの絡みです。(大多数がそうでしょう)設定が好みの人もいるとおもいますが、それを織り成す主人公の行動や言動がとみに重要なのです。魔法科はまずその膨大な設定に目を惹かれがちですが、それと同じくらいキャラクターも濃いです(というか取り揃えすぎ)。

ようするに俺TUEEEEEE。妹1番な主人公が無双する小説です。
是非一度小説家になろう版を御一読ください。

電撃文庫版の変更点

■用語
「思念子」→「想子」(サイオン)
「霊子視覚過敏症」→「霊子放射光過敏症」

■展開
新キャラ(司甲[つかさ-きのえ])
既存キャラの登場シーンがずれる
サービスシーンの追加
若干の加筆修正

気になるレベルではないですが、個人的にサービスシーンは要らなかった…

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