ドウルマスターズ (2) 【レビュー】

ドウルマスターズ (2) (電撃文庫)ドウルマスターズ (2) (電撃文庫)
著/佐島 勤 イラスト/tarou2
 
 機体のダサさは置いておいて、イラストのキャラデザは好きです。

『魔法科高校の劣等生』の佐島勤が描く、少年少女の近未来ロボットアクション!!
 パイロットの『思念の力』を拡張させ、物理的な戦闘力へと変換する人型機動兵器『ドウル』。その最強部隊『ソフィア』への入隊を目的とした訓練校に、早乙女蒼生が入学して丸三ヶ月が経った。
 蒼生の姉・朱理、『ソフィア』のエクサ―という素性を隠す玲音、反体制組織『ゲノムス』加入を偽装する龍一の四人は、日々、ドウルマスターとしての訓練に励んでいた。
 時を同じくして、地球では『ゲノムス』によってポリス反乱軍が蜂起するも、『ソフィア』により一瞬で鎮圧される。この結果は、『龍一脱走作戦』の早期決行を意味した。
 そして迎えた、クリスマス前の訓練航海。
 玲音専用『ミスティムーン』、龍一専用『マクリール』、そして蒼生専用ドウル『インドラ』による、互いの素性を知らない三体の激突が始まる――!


感想

 前回に引き続き、太陽系開発機構直属軍教育訓練機関(士官候補養成施設?)に所属したところから始まります。傭兵だった蒼生と朱里はもとより、龍一は正規軍人として徴用されていたので、無重力下での機動訓練が主です。他の訓練候補生の名前はレアを除き出てこないので、重要では無いのでしょう。NITUやMITUとか言う操縦システムだったりの説明やらが作中に出てきますが、分からなくなったら巻頭の設定がずらずら書いてあるページを見直すといい。正直覚えきれないが、設定が好きな人は大丈夫なはず。

 宇宙での長距離航海訓練中に反体制組織がやってきて、龍一の加入と死の偽装を行おうとする。龍一はエクサーでは無いにしても高いSIMA指数を持つサイキッカーなので重要なのは分かるが、ソフィア(直属軍精鋭部隊)と交戦してまで獲得したい逸材なのか疑問。ソフィアが既にほとんどのエクサー及びSIMA指数の高い人間を囲い込んでいるから、この手しか無いのかな。

 地球上では太陽系、連盟の支配下のポリス(各地にある)及び市民権を持たない難民の拠点オートンに70%の人口が集中している。ポリスでは定期的に居住資格の審査があり、無能は剥奪・追放される模様。限られた人間しか安寧を得られず、その資格も容易に失われることから多くの人(ポリス住民)は体制に従順。逆に多くのオートンはエネルギーを確保できず、煮え湯を飲まされている。(太陽系連盟に部分支配されて、エネルギープラントを供給されているオートンも存在する。)

 そんなこんなで反体制組織が生まれて、太陽系連盟とは交戦状態にあるということになります。今後は反体制側と連盟、ポリスの膠着状態がどう変化するかが鍵かと。主人公勢は所属的には連盟だけど、出身はオートンなのでどうなることやら。ポリス出身でも反体制に鞍替えした龍一との決着がどうつくのか見もの。

 基本シリアスだけど、ギャグエロの頻度は多い。刊行されるのが思っていたより早かったので、そのへんは良かったです。でも、魔法科に集中して欲しいのが本音。

ドウルマスターズ (2) (電撃文庫) ドウルマスターズ (2) (電撃文庫)
佐島 勤,tarou2

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