「されど罪人は竜と踊る 14 果てしなき夜ぞ来たりて」【レビュー】

されど罪人は竜と踊る 14 (ガガガ文庫)されど罪人は竜と踊る 14 果てしなき夜ぞ来たりて
著/浅井ラボ イラスト/ざいん

14巻。2部開幕と聞いて小躍りしていたのですが、短篇集だと知って少しばかりがっくし。前巻も短篇集だったのではやく本編が読みたいです。でも、され竜の短編はそれはそれで面白いからいいか。

第二部開幕!動き始める<世界の敵>たち
咒式の使い手である攻性咒式士のガユスと、剣舞士のギギナは、エリダナ市において幾多の激闘を越えてきた。死闘をともにした仲間たちが参加し、四派による新事務所体制となる。路地裏では過去の残像が見える。音楽家と歌手は音の呪いと祝福を、双子の人形は自らの心の所在を問う。難病の子供が神の救いを求め、結婚を控えた御曹司は何者かに脅迫され命を狙われる。移民たちは自らを虐げる黒社会に居場所を求めた。晶珪士ユラヴィカは、胸に刻まれた死せるザッハドとエミレオの書の呪詛を打破しようと深山へと迷いこみ、大賢者が惑わせる。
ついにワーリャスフたち<世界の敵の二十七人>に<長命竜>や<禍つ式>に<古き巨人>が蠢動する。災厄に対抗するため、英雄フォスキンによって高名な攻性咒式士たちが島に集められた。
この星の最終決戦に向けての決起集会に現れたのは――!?

待望の第二部ついに始動! イラスト担当も宮城氏から、ざいん氏へバトンタッチ。これより新たなる「され竜」が幕を開ける!!

感想
[路地裏の言葉]
 作業員との喧嘩の話。テセオン、リプキン、リドリ、ドルトン、デリューヒン、アラバウ、ミゴース、トゥクーロ、モレディナ、メッケンクラート登場。この事務所最強なんじゃ・・・

[三本脚の椅子]
 椅子の話かと思ったら音楽の話だったが、やはり椅子の話だった。ギギナ大活躍。

[演算されし想い]
 心とは何か、いくら完璧な設定を施しても、乱数により揺らぎを生じさせても人間の多様性は作り出せない。演算性能がいくら高くなっても、人が心を理解しなければそれを模倣することはできない。思考ができても創造性の無い機械に心は宿らない。

[打ち捨てられた御手]
 信仰は救いにもなるし、絶望にもなる。本人が満足しているのならそれは正しいことなのか。

[夜は応えず]
 ハッピーエンドでは終わらないけれど、よくある逃避行。誰もが仮面を付けて生きている。

[嵐の予兆]
 章末の数行に書かれていることがこの話の全て。

[迷い蝶]
 ユラヴィカとヨーカーン登場。エミレオの書の異貌のものどもも多数登場。ヨーカーン…一体何者なんだ・・・?少なくとも2600年は生きている模様。そして、突然現れるジグムント・ヴァーレンハイト。ヨーカーンと面識がある(?)

[世の果ての宴]
 第二部開始の前夜祭。世界の敵の28人とかいう極悪人たちやら登場。「ザッハドがやられたようだな…」「ククク…奴は四天王の中でも最弱…」とか普通に言い出しそうな雰囲気。世界のインフレがやばい。そして世界がやばい。

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